歯周病治療について

予防や通常の診療でお越しいただいた際に、お口の状態をチェックさせていただきます。

お口の状況によって、早めにスケーリングを行った方がよいかもしれないかどうかといったご提案が出来ますので、お口に関して気になることがあればご遠慮なくご相談下さい。

歯周病は進行すると顎の骨を壊してしまう病気です。

顎の骨の状態は外から見ているだけでは分からない部分になるため、スケーリングを行う際に合わせて口腔のレントゲン検査を実施いたします。
これによって、しっかりと温存していくことが出来そうな歯と、残念ながら抜歯せざるを得ない状態になっている歯を識別し、それぞれの歯にあった治療を行うことが出来ます。

ヒトの歯周病治療を異なり、ワンちゃん猫ちゃんの場合は全身麻酔を必要とします。

麻酔をかけさせていただくことは事実ですが、麻酔のリスクをあまり深く考えてしまうと、いつまでも歯周病の治療を行うことが出来ません。
ケアを先延ばしにしてしまうことで重度の歯周病となってしまい、治療のために何本も抜歯せざるを得なくなる場合や、治療のための麻酔時間がかえって長くなってしまうという場合があります。

スケーリングを行う前には、術前に身体検査や血液検査などを行ってワンちゃん猫ちゃんの状態を評価させていただき、可能であれば1年に1度はスケーリングを行うことを推奨しております。

また、歯垢の蓄積が多い子の場合には、半年に1度のスケーリングも提案させていただきます。